<第一場-ホームルーム->
ナレーション「地球から遠く離れた、ある銀河で…」
SE(教室のガヤ、以下フェードアウトまで)
よっぴい「萌えっち、おはよー(トーン低め・めんどくさそうに)」
委員長萌「あ、よっぴいおはよう^^」
よろずや「萌えくんおはよう」
委員長萌「(よろずに気付いて)よろずやさん!(弾んだ声で)おはようございます!^^」
よろずや「まだまだ暑いね〜」
委員長萌「ですねー。夏休み延長してほしいっすよ〜」
よろずや「萌えくん、敬語使わなくていいよ^^;」
委員長萌「あ、はい、つい^^;」
めぐみるく「よろずやさん、よっぴいさん、おはよう」
よっぴい&よろずや「おはよー」
よろずや「暑いね〜めぐみくん、体調は平気?」
めぐみるく「えぇ、なんとか…新学期早々休んでられませんからね〜^^;」
SE(机に座るガタガタという音)
四天王「おはよう諸君!」
よろずや「おはよう四天王くん」
よっぴい「おはよ、四天王(トーン低め)」
四天王「2学期はワクワクするね!(遠くを見ながら)体育祭、学園祭、腕の見せ所だな!
他のクラスには負けん!」
よっぴい「がんばれー('A`)」
四天王「暑いのはわかるが!楽しいことを考え暑いということを忘れるのだ、よっぴいよ!」
よっぴい「あんたが暑いよ〜も〜('A`)かにぱんに餌やってこよ」
よっぴい「かに〜。あさめしだよ〜」
かにぱん「ぱーん。今朝はかつおぶしぱんね〜(V)・∀・(V)」
「むぐむぐ…かつおぶしはおいしいぱん!」
よっぴい「(かにをなでつつ)よしよし。(ボソっと)もう、チャイム鳴るのに…」
よろずや「え?よっぴいなんか言った?」
よっぴい「ん、なんでもないよ^^」
(チャイム)
(ドアのガラガラという音)
はぴすた「ホームルームはじめっぞぉー」
(ガヤフェードアウト)
以下「きりーーつ。礼〜」
クラスメート一同「おはよぉございまーす!」
以下「…ちゃくせーき」
はぴすた「よーし…今日から2学期だからな!いつまでも夏休み気分でいるなよ〜おまえら〜」
(沈黙)
はぴすた「返事は?」
クラスメート一同「…はぁい…」
はぴすた「(ため息混じりで)だらけてんなぁ〜…暑いのはわかるが、シャキっとしろシャキっと!
若いんだから!な!!」
四天王「先生もまだまだ若いじゃないっすかー」
はぴすた「おお、おまえらに負けてられんからなー。出席取るから、返事しろよ!」
「めぐみー」
めぐみるく「はーい」
はぴすた「萌えー」
委員長萌「はーい」
はぴすた「よろずー」
よろずや「はい」
はぴすた「よっぴい」
よっぴい「はーい('A`)」
はぴすた「四天王」
四天王「はーい!」
はぴすた「事故ー」
放送事故「はぁいv(UMAに媚びを売る)うふ」
UMA「キモ…('A`)」
はぴすた「ゆーま」
UMA「あ、はい!」
はぴすた「朧月ー」
朧月♂「はーい」
朧月♀「ちょっと、アタシが返事しようと思ったのに〜!」
朧月♂「1学期の最後はお前が返事したじゃん」
朧月♀「うっそ、あんただったでしょ〜!?」
「先生、そうだったわよねー」
はぴすた「…一人痴話喧嘩は後でやれなー。以下ー」
以下「はい」
はぴすた「シンプルー…は今日も保健室登校、か…?」
SE(ドア開けるガラガラ)
ばんちょー「うぃーーーっす…」
はぴすた「(困ったやつ、と言った感じで)おい、ねこ〜、おまえ遅刻だぞ〜」
ばんちょー「いや、俺まだ呼ばれてなかったっすよね。セーフセーフ!!」
よろずや「ねこ君、ホームルーム開始のチャイムは鳴っちゃったから、遅刻1、つけますからね…」
ばんちょー「うぜーな新学期最初の日くらい見逃せや〜」
はぴすた「お前〜遅刻しない日の方が少ないだろうが〜時間にルーズじゃ社会に出ていかれないぞ〜?」
ばんちょー「大丈夫っすよ、俺先生みたいに筋肉でモノ考えないんで〜」
はぴすた「ねこ…」
よろずや「(はぴすたにかぶせるように)ねこくん!(段々声を弱くしながら)先生にそういう言い方は、よくないと、
思います…」
委員長萌「萌え〜(*´д`*)」
SE(番長が机に足を乗せる音ガタン!)
ばんちょー「んだよ、風紀委員だからってデカい面してよ〜あーーうぜーうぜーー」
よっぴい「ばんちょ、あたしの机に足乗せないで」
はぴすた「ねこ、とりあえず席につけー」
ばんちょー「(うんざりしながら声をひっくり返しつつ)うっせーなおまえら、
俺にあーだこーだ指図すんなよ!」
よろずや「ねこくん、今はホームルームだから、先生の指示にしたがって…」
ばんちょー「だから、お前うざいっつってんのー女のくせに、風紀委員長だかなんだかしらねーけど
調子づきやがって…」
SE(パリンという眼鏡の割れる音)
よっぴい「あぁあ…よろず…キレたわ…」
SE(地鳴)
よろずや「おんどりゃーーー!!女のくせにってなんじゃーー!!
遅刻してきてデカイ面すんなーーー!!!」
SE(悲鳴「キャー」・物が壊れたり割れたりする音・カオス)
遠くでよろずやの罵る声「貴様―」「クソやろう〜」「なぐっちゃる〜」等
委員長萌「これはこれで萌え〜」
めぐみるく「キレたよろずやさんは、いつ見てもカッコイイなぁ…」
朧月♀「男でしょ〜なんとかしなさいよーっ」
朧月♂「むりむりキレたよろずやとかムリー」
かにぱん「かに〜かに〜〜」
UMA「うっせーなーもう」
などの声が入り乱れる
(上記カオスにかぶせて)
よっぴい「(ため息混じりで)バカー、もう…素直になりなよぉ〜…」
ばんちょー「うるせ…お前になにがわかんだよ…(つぶやき)」
SEカオス一度大きくなってからフェードアウト
よっぴい「落ちついた?」
よろずや「うん。…ごめんね」
よっぴい「いいって^^」
はぴすた「ったく、俺はおまえらのおかげで新学期早々、血圧上がりっぱなしだぞー。
今日は、転校生を迎え入れなきゃいかんから、騒ぎは勘弁してくれと思っていたんだが…
影瑠!入れ〜」
SE(ドア開く・足音)影瑠が教室に入ってくる
はぴすた「じゃぁさっそく自己紹介してもらおうか」
影瑠「第一宇宙高校から来ました!影瑠です!みなさん、よろしくお願いします!」
クラスメート一同心の声『絶対サバ読んでる('A`)』
はぴすた「じゃぁ影瑠の席は以下の隣だ」
SE(席につくガタガタという音と共に)
影瑠「以下くん、よろしく^^」
以下「あぁ、よろしく…」
はぴすた「よーしホームルーム終了〜1限の準備しろ〜」
<第二場-1限->
SE(ガヤ)
(1限の理科室へ向かう生徒たち)
SE(廊下を歩く足音とガヤ)
よっぴい「新学期、最初の授業がベイダー卿とか、マジうんざりなんだけどー」
よろずや「そ、そうだね…」
よっぴい「よろず、もう平気?」
よろずや「うん…もう、ほんと、いつもいつも、ごめんね、よっぴいには迷惑かける><;」
よっぴい「いいって^^でも、あのバカばんちょにキレてたら、キリがないよ〜?」
よろずや「う、うん…だって彼、校則破りのギネスって感じで…どうしても気になっちゃって…」
よっぴい「まぁ、よろずはマジメな子だから、わからんでもないけどね^^;
それにしても化学、憂鬱〜〜!!!」
(ちょっと離れたところから)
如杏「ゆーま!!」(駆け寄ってくる)
UMA「あ、如杏先輩!!!」
如杏「ゆーま、焼けたなあ!」
UMA「夏休みは、駅前で唄い通しでしたからねー!」
如杏「で、軽音部、部員増えそうなの?」
UMA「ハァ(ため息)…いや、それは、まだ」
如杏「もう、学祭企画の準備、始めなきゃダメだろ〜?しっかりしなって〜!!」
UMA「そうっすよね…必死に引き込めば入ってくれそうな後輩がいないこともないんですが…」
如杏「マジで!?その子に的絞っていけば、いけんじゃん!?」
UMA「でも、俺の歌じゃ…自信ないっす…一人じゃ弾き語りが限界で、
勧誘のインパクトには欠けます…如杏先輩とユニットでもできたら…」
如杏「私は、ほら、もう一応引退した身だしさ、力は貸してやりたいけど…」
科学屋「ゆーま先輩!」
UMA「お、おう科学屋。あ、如杏先輩、こいつがさっき言ってた…」
科学屋「科学屋です!UMA先輩の、ファンなんですよ!」
如杏「あぁ、君なのか。軽音部に入る気はないのかい?」
科学屋「いえ…僕はUMA先輩の歌聞くのが好きなだけで、自分では音楽なんてこれっぽっちも
できませんから><;;」
如杏「ゆーまの歌が好きなのか^^;
ゆーま、この子ちょっと変わってるね^^;」
UMA「如杏先輩、そりゃあんまりっすよ!><;;」
如杏「いや、すまんすまん^^;」
科学屋「如杏先輩、知らないんですか!?ゆーま先輩は、普段は本当の実力を隠しているんです!
ひとたびスイッチが入ったら…プロも顔負けですよ!!僕は見たことあるんです!
本気のゆーま先輩を…!!」
如杏「へ、へぇ〜^^;」
UMA「科学屋〜やめろってー(ノ´∀`*)」
如杏「あ、もうすぐ1限始まるな、教室に行かなきゃ…じゃ、ゆーま、がんばって勧誘しなよ!」
UMA「先輩も受験勉強、頑張ってください!」
(如杏走り去る)
科学屋「あれが、ゆーま先輩の尊敬する、如杏先輩かぁ…カッコイイ女性って感じすね〜…」
UMA「だろ?ベース持たせたらすげぇよ…俺もあんなカリスマ性があればなぁ」
科学屋「ゆーま先輩なら、きっとそのうち実力を操れるようになりますって!」
UMA「…一緒に音楽やろうぜ?」
科学屋「いや、それはちょ…」
UMA「な?な?」
科学屋「えと、えと…」
(遠くから事故)
事故「ゆーまくぅん!授業始まるよ!?」
UMA「ゲ…事故…ヤバイあいつに担がれて教室INとか勘弁…じゃ、科学屋、またな!」
科学屋「はい!また!!」
SE(チャイム小さく)
(授業開始してシーンとしている理科室)
ベイダー「ん、実+組か。このクラスは私は正直、好かん…。キワモノが多すぎる。
おまえら、今日は実験を行うからな。覚悟しろ」
以下「(ボソっと)覚悟ってなんだよ…」
ベイダー「以下、お前は学級長だったな。三角巾を配れ」
以下「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
SE(ざわ…ざわ…)
ベイダー「三角巾が配られたら口と鼻を抑えるように巻けー。そして、ノートを取る準備だ。
(ニヤニヤしながら)ついでに逃げる準備もしろよー」
よっぴい「(よろずやに囁く)超やばいよ、あいつなにやるんだろ…」
よろずや「う、うん…なんか、こわいよね…」
四天王「せんせー!助手が必要なら俺、やりますよ!」
ベイダー「そうか、いい心がけだな、教壇に上がれ」
事故「ゆーまくん、いざって時は、私がゆーまくんを抱えて逃げるからね」
UMA「いや、いいよ、あっち行けよ('A`)」
ベイダー「よし、今日の実験は『まぜたら危険』だ!
四天王、お前が左手に持っている薬剤はなんだ」
四天王「塩素系…っすね」
ベイダー「右手のは?」
四天王「…酸性…っすね」
朧月♀「ちょwwマジなの!?」
朧月♂「うっせーな黙って見てろよ…」
ベイダー「(ニヤニヤしながら)塩素系の薬剤をシャーレに出せ」
SE(チョロチョロという液体の音)
SE(一斉に席を立つガタ!という音)
四天王「先生、勘弁してくださいよー(´Д⊂グスン」
ベイダー「怖気づいたかヒヨっ子め(・∀・)ニヤニヤ
酸性の薬剤をよこせ」
SE(液体の音)(シューシューという音)
ベイダー「逃げろ〜〜ヒャーーハハハハハ!!!」
生徒たちの「うわーー」「キャー」などの声とバタバタという足音
ベイダーの「ヒャーーハハハ」という声がリフレイン&フェードアウト
(教室に戻ってきた一同)
よっぴい「(息切れ)ハァハァ…マジ死ぬっつーの!!!」
かにぱん「どうしぱん?」
めぐみるく「(息を切らしながら)混ぜたら、危険…」
かにぱん「ベイダー卿の授業?危ないぱんねー…良い子は絶対に真似しちゃいけないぱんよ!」
ばんちょー「俺もうあいつの授業うけたくねーわ」
よろずや「ちょっと、過激すぎるよね…」
四天王「俺の四天王としての座を、命と共に失うところだったぜ!」
朧月♀「前から思ってたけど、四天王の言う『四天王』って、なんなのよ!?」
四天王「実は俺もまだ考えてない!!」
朧月♂「へー('A`)」
以下「影瑠くん、大丈夫?初日からこんなじゃ、だいぶ面食らっただろ…」
影瑠「あ、あぁ…うん…でも、大丈夫!心配はいらないさ!!これしきのこと!!
はははは!!」(白々しい笑い)
ばんちょー「ハァ…俺、綺麗な空気吸ってくるわ」
よろずや「あ、ねこ君・・・!」
よっぴい「ほっときなって、また体育館裏でしょ」
(場面体育館裏へ)
<第三場-体育館裏のヤクザ->
※宇垣と絡むときのばんちょーは教室とは打って変わって機嫌がいいことに留意
SE(ZIPPOのチャキ…シュボ…スパーーというタバコの音)
↑globeの「Anytime smokin’ cigarrete」のOPみたいな音w
SE(砂利を踏みしめて歩いてくる足音ジャリジャリ)
ばんちょー「…ハッ(息を吸うハッ)宇垣さん!!(嬉しそうに)」(BGMIN)
宇垣「おおーっ、ねこばんちょーやないか!なんだ、おまえ、2限からサボリかよぅ^^」
ばんちょー「宇垣さんこそ、また、いじけむしっすか〜?(・∀・)ニヤニヤ」
宇垣「ち、ちがぁ〜わい、ちょっと休憩にきたんやがなww」
ばんちょー「もう〜どこの世界に、母校の体育館裏に休憩に来る極道が
いるんすかぁ!(≧▽≦)」
宇垣「おまww同じ穴のむじなやん!w目クソ鼻クソをどんぐりの背比べってやっちゃ」
ばんちょー「ま、ヤクザでうだつが上がっても、困りますけどねぇ〜(・∀・)ニヤニヤ」
宇垣「いや、ワシはやるで?おまえ、ワシは絶対上り詰めてな、アットホームな組を作るんや」
ばんちょー「はいはい、わかりましたよ、もう〜宇垣さんヤクザ似合いませんて^^;
アットホームな組作るくらいなら、喫茶店でもやったほうがいいっすよ?
ほら、駅前の、ジュプーララァジュオみたいな、雰囲気重視のとか!」
宇垣「いや、ワシはこの道を自分で選んだからな!そしてやりたいこともある!
おまえ、卒業してから行くとこなかったら迎えに来たるぞ?」
ばんちょー「いや、それは勘弁してくださいよ^^;俺は極道には入りませんて!」
宇垣「そうか?(若干残念そうに)」
SE(ジャリジャリ)ゆんぼーとn登場
ゆんぼー「宇垣!(ちょっと驚いて)」
宇垣「おおゆんぼー。おつかれ(何食わぬ顔で)」
ばんちょー「あ、ゆんぼーさん…俺ココにいるの、
秘密っすからね!(人差し指を立てて「シー」みたいなイメージで)」
ゆんぼー「お前ら…またこんなとこでだべりかぁ」
n「くぅーん」
ばんちょー「イヌ!イヌ!!おおよしよし!!イヌよ!!」
n「アン」
ゆんぼー「ねこ、それ犬だけど、『エヌ』だからな、吊前。
ちゃんと呼んでやらんとなつかんぞ、賢いから」
n「くぅ〜ん」
ばんちょー「俺がねこ、こいつ、犬で、相方っぽいからイヌって呼びたい俺(はしゃいで)」
ゆんぼー「あ、そ(‘A`)」
宇垣タバコふかす(プハー)
ゆんぼー「なぁ宇垣、例の件だが、ヒントをくれないか?新しい情報掴んだとか、ないか?」
宇垣「あ、あぁ、あれか、あれな、とにかく校舎の下って事はないらしいから
校庭とかそういう掘りやすいところにあるって話やぞ!」
ゆんぼー「そうか!もっと具体的なことはわからないのか!?
その、この学校、広すぎるからな…清掃員もう一人でも二人でも雇ってくれってくらい
広いからな…校庭といわれても『え?どの校庭のどのあたり?』って話だろ」
宇垣「むぅ…そこまでは今のところわしにもよぉわからん…なんかわかったらいつも最初に
教えとるやろ^^また情報入ったら流すて〜」
ゆんぼー「お、おう…わかったよ…」
ばんちょー「??なんの話っすか?」
宇垣「ふふ…おまえにはおしえへん( ̄― ̄)ニヤリ」
ばんちょー「なんでっすかあ!ちょ、ゆんぼーさぁん!!」
ゆんぼー「この学校の中じゃ、俺と宇垣だけの秘密だ( ̄― ̄)ニヤリ」
ばんちょー「工エエェェ(´д`)ェェエエ工ひどいっすよぉ、きこえよがしにそんな話するなんてー」
ゆんぼー「n、行くぞ( ̄― ̄)ニヤリ」
n「アン!」
ゆんぼーとn、去ぬ
ばんちょー「…気になるなぁ…宇垣さぁん、なんなんすか?さっきの…」
宇垣「フッ(鼻で笑う)
あれはな、ゆんぼーとワシがこの高校で同じクラスに在籍していたときにまで、遡るな…」
ばんちょー「あぁ、宇垣さんとゆんぼーさんて、同窓生でしたっけ」
宇垣「ある日、ワシはあいつに言うたんや。
『おい、この学校の地下には徳川埋蔵金もビックリのお宝が埋まってるらしいぞ!』
ってな」
ばんちょー「ちょ、マジなんすか!?」
宇垣「でまかせ(サラっと即答)」
(沈黙)
ばんちょー「え。。。え?」
宇垣「適当に言ってみただけや、ゆんぼー信じやすい性質(タチ)やからな。
真に受けちゃったんだわなー」
ばんちょー「あ、あぁ…^^;(息を漏らすように)」
宇垣「それから、あいつ一攫千金狙ってここで清掃員やっとるんよ。エライよな!^^」
ばんちょー「宇垣さぁん!!><;;」
宇垣「いや、ワシかて、あいつがそこまで信じ込んでな、職業まで決めるなんておもわんかってん」
ばんちょー「うはぁ…そうなんだ…ゆんぼーさん人生賭けちゃってんじゃん…(‘A`)」
宇垣「せやな」
ばんちょー「宇垣さん、責任感じません?」
宇垣「そりゃ、ちょっとはな…でも、今更『あれ、口からでまかせやってん!』とか
気軽にいえへんしなー…徳川埋蔵金もビックリのお宝を埋めるわけにもいかへんしなー」
ばんちょー「た、たしかにそうですけどねぇ」
「なんか、ゆんぼーさん、けなげだな。そしてカワイソス」
SE(チャイム)
宇垣「2限おわってもうたな( ゚―゚)」
ばんちょー「あ…ま、いっかぁ。ヘタに授業出たらベイダー卿に殺されるしなww」
宇垣「なんやあったん?」
ばんちょー「理科室で塩素ガス発生させやがったんすよ」
宇垣「うわぁ、過激なセンコウがおるんやあ!(゚Д゚)ポカーン」
ばんちょー「でもさすがに3限出ないとヤバイだろうな…よろずがまたなんか言ってくるだろうしな」
宇垣「よろずって、アレか、おまえのコレか」
ばんちょー「ち、ちがいますよ!!!!何言い出すんですか宇垣さん!!!!
あんな…口うるさい女とは付き合ってられないっすよ!!!!」
宇垣「ははぁん。。。( ̄― ̄)ニヤリ」
ばんちょー「ぁぁ…ぁぁ…(‘A`)」
宇垣「相談ならいつでも乗ったるで(・∀・)ニヤニヤ」
ばんちょー「ぅ…」
宇垣「どうせお前のことやから、意地張ってつっけんどんにしとんのやろ?なぁ!
ほれ当たりやんな!!」
ばんちょー「勘弁してくださいよ〜」
宇垣「今度見せーや!そのよろずって子、な!」
ばんちょー「こんなとこに連れてこられないっす…」
宇垣「別にここじゃなくてもえぇやろ!なんかタイミング見計らって、な!
興味あるわ。うん」
ばんちょー「ハァ…授業行って来ます…」
宇垣「おうおう、よろずちゃんと仲良くしてきぃや!」
ばんちょー「宇垣さん!><もぉーっ」
宇垣「ははははは^^」
SE(足音ジャリジャリ)
<第四場-保健室->
シンプル「おはよーござぁーっす」
色白「シンプルくん」
卑「あらおはよーシンプル。また保健室登校なの??」
シンプル「保健委員ですから!(誇らしげ)」
色白「はぴすた先生、困ってたよ?『シンプルがホームルームにこない!』って」
シンプル「だーって、なんかあのクラス馴染めないんですよー」
卑「まぁ…たしかに実+といえば、学校全体から見ても濃いクラスだとは思うけど^^;」
シンプル「かによ、元気?」
卑「元気よ^^今朝はまだ餌やってないから、あげたらいいわ」
シンプル「おk!かによ!メシだぞ〜メシ〜」
蟹世「(目を覚ます)…んあ?あぁ朝メシか…ふぁあ〜(あくび)」
シンプル「まだ寝てたの?この寝ぼすけ蟹め〜(・∀・)ニヤニヤ」
蟹世「俺だってなんだかんだ忙しいからな。単なる保健室のペットだと思って
みくびってもらっては困るのだ」
シンプル「ははは^^わかったわかった」
SE(ひゅ〜という風の音)
シンプル「ん?なんだ…?」
色白「ん?どうかした?」
シンプル「なんか、今空気の流れが変わったような…」
卑「そう?窓とかドアとか、閉まってるけど」
SE(ひゅ〜)
シンプル「やっぱり、さっきまでと何か違いますよ…」
卑「なに?霊感みたいなもの〜?やだ〜こわぁいシンプルくんやめてよぉ」
シンプル「廊下かな…」
SE(ドア開けるガラガラ〜)
シンプル廊下へ出る
シンプル「(大き目の独り言)廊下も、空気が違う…」
(遠くから卑の声)
卑「シンプルくん、授業行くなら鞄〜」
シンプル「卑姉さん、ちょっと、預かってて!」
シンプル「(独り言)…この空気…どこからか流れてきてるみたいだ…
風上へ行けばいいのか…?」
シンプル歩き出す
SE(ゆっくりとした足音)
シンプル「(独り言)静かだな…授業中とはいえ、雰囲気の違う静けさだ…朝じゃないみたい」
SE(ガタン!というロッカーの音)
シンプル『(心の声)なんだ!?掃除用ロッカーから音が…中に何かいるのか?』
SE(カタカタ…カタカタ…)
シンプル『ずっと音がしてるなぁ…それに…ここからこの空気が流れ出ている感じがする』
人の中の3「スンスン…スン(鼻をすする音)」
SE(カタカタ)
シンプル「な、なんだ??」
『開けてみるしかないか』
SE(ガチャロッカー開ける音)
人の中の3「うわあああああああああああああああああ」
シンプル「うわああああああああああああああああ」
人の中の3「うわあああああああああああああああああ」
シンプル「な、なんだあああああ!?うわああああああ」
人の中の3「あ、あれ!?このヒト僕のこと見えてるよ!うわあああああああ!!!
僕のこと聞こえてるよ!あれ!?あれ!?」
シンプル「あれ!?じゃねぇよ!なんだよお前!!!びっくりしたああ!!!
なんでロッカーの中で泣いてるんだよ!バカじゃねぇの!?あぁ死ぬかと思った(‘A`)」
人の中の3「え、ぼ、僕ロッカーにしかいられないから…」
シンプル「はぁ!?それってなに、新手のギャグ?俺が『保健委員だから保健室登校します!』
って言うのと同じ?」
人の中の3「多分ちがうよぅ…僕はロッカーに捕らわれているんだもん」
シンプル「ロッカーに捕らわれてる…?いや、別にロッカーとかヒト捕らえないと思うんですけど?」
人の中の3「でも僕、ロッカーが居場所なんだ…」
シンプル「変なやつ〜(‘A`)留年してもしらねーぞ」
人の中の3「僕からすれば、君だって変だよぅ…」
シンプル「はぁ!?俺がヒキコモリ気取りだからか?」
人の中の3「そ、そういうのは知らないけど、僕のこと、見えてるし…」
シンプル「え?」
人の中の3「だって、だって、僕死んでるんだよ?幽霊なんだよ?」
シンプル「えーー(‘A`)なにそのギャグつまんなーい」
人の中の3「ギャグじゃないもん><;」
「もう、何年も前だけどさ…」
<回想シーン>
??「もーいーかーい」
人の中の3「もーいーよー」
??「まーだだよーー」
??「もーいーかーい」
??「もーいーよーーーー」
??「きゃははは^^」
<回想シーンオワリ>
人の中の3「それで、ロッカーに隠れたんだ…そしたら」
SE(ガシャーン粗大ゴミを壊すような音とか)
人の中の3「捨てられたんだ…!ロッカーごと!!><;;」
シンプル「(‘A`)工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
人の中の3「それから、いろんな学校のいろんなロッカーに住み付く幽霊になって、ずっと…」
シンプル「ずっと??」
人の中の3「誰にも見付けてもらえないまま…今日まで」
シンプル「ひ、悲惨な人生だな…」
人の中の3「もう死んでるけどね…」
(沈黙)
人の中の3「君が初めてだよ、僕のこと見えたの。話せたの」
シンプル「いや、俺も、こんなのはじめてだけど…」
人の中の3「久し振りだよ、人と話すのなんて!!うれしいよぅウワァン。゚(゚´Д`゚)゚。」
シンプル「うるさい泣くな〜!」
人の中の3「ごめんねごめんね(´Д⊂グスン)
シンプル「ったくも〜変な幽霊だなぁ」
人の中の3「ごめんね〜?」
シンプル「別にいいけどよぅ…なんか…新鮮な気分だし…」
SE(チャイム)
シンプル「あぁあ2限終わった…」
人の中の3「ねぇ、君はなんて吊前なの?僕、ロッカーとか幽霊とか、呼んでくれればいいよ
もう死んでるし」
シンプル「俺、シンプル。普段は保健室に入り浸りでロクに授業受けてないけど、2年実+組だ」
人の中の3「そっかー。また話してくれる?シンプル君が暇なときでいいよ」
シンプル「あ、あぁ、いいよ^^;」
人の中の3「ありがとう!^^この学校のなら、どのロッカーでも、開けて呼んでくれれば
すぐに行くからね!」
シンプル「うん、わ、わかった…^^;じゃぁ俺、とりあえず戻るわ」
人の中の3「うん!またねーノシ」
SE(足音)
シンプル『なんか…妙なことになってきたな…』
SE(ドア開けるガラガラ〜)
卑「シンプル君、結局2限出たの?」
シンプル「え…いや…えーっと」
色白「またでなかったんだね?まったく〜。それにしてもどこに行ってたの?」
シンプル「いや、ちょっと学校の中を歩いて、回ってました」
卑「え?珍しいのね、シンプル君がウロウロ歩きまわるなんて」
シンプル「そうすか?」
色白「なんか、心ここにあらずって感じだね…とりあえず座ったら?」
シンプル「は、はぁ…」
蟹世「何があったのかね、シンプル。私に話してみるがいい」
シンプル「…うん…」
ナレーション「そのとき、俄かに空が掻き曇り、一人の悪魔が第三宇宙高校に降り立った」
悪魔君「あ…!!!!おいおいおいおいなんで学校が建ってるんだよ!!!!
俺の…俺の宝…どこに埋めたかわかんなくなっちまったじゃねーか…!
ん?おお、あの木はまだあったか。よしよし…
えーーっと、確か、この木を背にしてこっちの方角に、5歩
で、後ろを向いて5歩歩く
すると、またこの木の前に来る。
ん?よく考えたら当たり前だな。
そして、右向け右〜っつって3歩、左に7歩大股で歩いてから、1時の方角へ
50歩ダーーーッシュ!!!!したところに俺の宝が埋まっているはず!
と、思ったらなんじゃこりゃ〜〜!!!!!なになに?
第三宇宙高校創立者の像か…ふむふむ…なるほど…
って、これじゃ俺の宝が掘りだせないじゃねぇか!!!
うおーーーー!!!!!!!(エコーとフェードアウト)」
悪魔君「ん?それはそうと…この高校…イヤな気配がする…一旦立ち去った方が良さそうだ」
<第五場-放課後->
SE(チャイム)
はぴすた「以上で、ホームルームは終了だ!気をつけて帰れよ〜」
めぐみるく「ばすたぶ先生、さようなら〜」
はぴすた「はぴすただ!」
以下「ぷるたぶ先生さよなら」
はぴすた「は・ぴ・す・た・だ!」
よっぴい「(伸びをしながら)あ〜〜〜終わった終わった〜^^よろず〜帰ろ〜」
よろずや「うんー^^」
萌え「よろずやさん、明日の委員会の書類なんですけど…」
事故「ゆーまくーんvv一緒に帰りましょ^^」
UMA「いや、俺、部活あるし(‘A`)」
事故「じゃぁ部活終わるまで見てていい?(つのくちで)」
UMA「やだよ、勝手に帰れよ〜」
事故「だってアタシたち同じ方角じゃなーい。家だって近いじゃない」
UMA「家近いからって、お前なんかと一緒に帰ってたら身が持たない」
事故「ヒドイワ!><;;」
四天王「では、諸君、また明日会おう!それと俺からの宿題!
今から学祭で何をやるか考えておくのだ!」
朧月♀「四天王、あんたの話、誰も聞いてないわよ。また明日ね〜」
朧月♂「四天王、またなー」
四天王「あ、おい待てよ、朧月、一緒に帰ろうぜ〜」
SE(ガヤ)
校舎を出るよろずやとよっぴい。校庭を横切って歩く。
SE(ザッザッザ…足音)
よっぴい「あぁあ、まだまだ陽射し暑いね〜(‘A`)」
よろずや「…あっ」
「影瑠くん!」
影瑠「あ、えーと、よろずやさん!と、よっぴいさん!」
よろずや「そう!転校初日はどうだった?」
影瑠「楽しく過ごせたよ^^早く皆の顔と吊前を覚えないとね!」
よろずや「そうだね。なんか困ったことあったらすぐに私や、学級長の以下くんに言ってね」
影瑠「うん、ありがと」
よっぴい「うちのクラスとか、先生とか、みんな濃くてビックリしたっしょ〜?」
影瑠「いや、そんなことないよ^^;」
SE(足音だけがいくつか重なって)
タカミチが走ってくる
(遠くからフェードイン)
タカミチ「ねーちゃーん!」
よっぴい「あ、タカミチ」
タカミチ「一緒に帰っていい?科学屋が塾なんだってさ」
よっぴい「あぁうん、いいけど…」
よろずや「タカミチくん、久し振り^^」
タカミチ「あ、よろずやさん、チワ!…そっちの…」
よっぴい「今日うちのクラスに転校してきた、影瑠君だよ」
タカミチ「ふーん、はじめまして」
影瑠「よっぴいさんの弟さん?よろしく^^」
タカミチ心の声『高校2年には見えないな…』
タカミチ「ところで、今日友達から聞いたんだけど、宇宙刑事ペンタゴンってやっぱ、実在するっぽい!」
よっぴい「へー(‘A`)」
影瑠「ん!?」
影瑠走り出す
よっぴい「どうしたんだろ」
よろずや「?ね」
影瑠「これは…アイツの気配…やはり予感は的中したか…」
よろずや「これ、高校の創設者の像、だね。どうかしたの?」
影瑠「いや、なんでもないんだよ。はははははは。帰ろうか」
遠くで見ていた悪魔君
悪魔君「やっぱり!!!アイツ…俺のこと追ってきたんだな…!?
しかし逃げないぞ!宝を掘り出すまではな!」
<第六場-BARMOON->
ナレーション「その夜…」
SE(カランカラン)
落ちついたムードの店内
夢雲「あら、先生方。いらっしゃい^^」
はぴすた「こんばんは^^」
海「こんばんは、おかみさん」
ガタガタと席につく
ベイダー「私は○○(酒とか飲み物)で」
まれすけ「こよひもうるわしきつきのいでしよるかな…
かやうな夜には○○を飲まんとす」
夢雲「あら、まれすけ先生ったら誉め言葉がお上手^^」
はぴすた「え、今の誉めてたの?(‘A`)つか、俺○○ね、おかみさん」
海「ふふふ。おかみさん私は○○をいただきたいわ」
夢雲「かしこまりました^^色白先生と卑先生はいかがなさいます?」
色白「僕は○○で」
卑「あたしは今日は○○にしておくわ^^」
店の外
軍師「BARMOON…か。よさげな店だ」
SE(カランカラン)
軍師入店
夢雲「いらっしゃいましー^^」
軍師あたりを見まわし、適当な席につく。ガタガタ
軍師「○○を頼む」
夢雲「かしこまりました〜」
卑「(ヒソヒソと)あまりこのあたりじゃ見かけない感じの方ね」
色白「そうですねぇ。あの大きな箱は…楽器が入っていそうですね」
軍師「おかみさん、楽器を出してもかまわんかね?」
夢雲「あらステキ★歌手の方なの?」
軍師「いや、宇宙を旅して回って、見てきたものを歌にしている、物好きな吟遊詩人さ…」
夢雲「まぁ…いろいろとお話を伺いたいわ^^」
軍師「うむ…この銀河には極最近辿りついたばかりでね…ここでも楽しいことが起きないかと
わくわくしている。しばらくはいるつもりだから、この店にはこれからお世話になろう」
夢雲「嬉しいわ^^」
卑「吟遊詩人の方なのね…」
色白「ですね…」
はぴすた「吟遊詩人てなに?」
ベイダー「あんた今の話聞いてなかったのか?」
はぴすた「む」
ベイダー「まったく。話には流れというものがあるのだ。あまり腰を折るような発言をするな」
海「それはそうとベイダー先生は今日も危ない実験の授業をなさったそうですけど…」
ベイダー「校長!違います!私は生徒たちに、危険なものがあるということを教えるために」
海「先生のは、危険な目に遭わせているだけ、と評判ですよ?」
ベイダー「う…」
はぴすた「俺のクラスの生徒、危ない目に遭わせないで下さいね、せんせ」
色白「はぴすた先生、今日シンプル君、ちょっと様子が違ったんですが…」
はぴすた「ん?シンプルですか!どうしました?ホームルームにすらなかなか現れてくれず
話もできないですよー」
卑「彼、いつもは意外と饒舌なのよ。好きなことに関しては進んで話してくれるの。
でも、今日は彼の好きな○○(なんかゲームとか漫画とか)の話振っても反応がイマイチだったし…」
はぴすた「そうなんですか…心配だなぁ」
SE(ガタガタガサガサ)軍師が楽器を出す
BGM軍師の奏でる曲イメージとしてはアコーディオンとかアコギ?
夢雲「綺麗な曲ねぇ」
軍師「これから起こる出来事を思うと、ワクワクして指も動きますね…」
軍師の奏でるBGMが大きくなって終幕〜
<第一話-完->
|